ドクター・カズのひとりごと

石川県金沢市のきたばやし医院院長が、日々のつれづれを綴ります。

フルイニング出場から連続試合出場へ

こんにちは、ドクターカズです。

 

前記事「フルイニング出場」からのつづきです。

 

私の連続フルイニング診療は4年前の夏、

あっけなく途切れることとなりました。

 

昼休みに姉から電話が入り、

「父が倒れて息がない。今から救急車を呼ぶ」とのこと。

自力ではどうにもならない理由とはいえ、10年目にして初めて、

診療時間内に休診の張り紙をだし、急遽病院に向かいました。

 

それからの1週間は葬儀や初七日、

その他諸々の用事で大わらわでしたが、

大学病院から代診の先生に来てもらい、医院を閉めずに乗り切りました。

 

記録?が途切れて、よくよく考えてみれば、

医院の診療は私一人でできる仕事ではありません。

 

家族はもちろんスタッフの協力があればこそと、

今まで思いあがっていた自分に気づきました。

これからは余計なことは考えず、

自然体で目の前の患者さんに日々向き合おうと思いました。

 

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以来、診療時間に食い込む用事がある時は、

事前に診療時間変更を掲示し、

盆暮れの休みは数か月前からお知らせを出して、

患者さんへの周知に努めてきました。

 

連続フルイニング診療は過去のものとなりましたが、

具合が悪くて来院された患者さんが、

予期せぬ休診の張り紙にがっかりすることがないよう、配慮いたしました。

 

休診のピンチはその後も何度かありましたが、

正規の診療時間に休診札をだしたのは、父が倒れた日の午後半日だけで、

丸々休んだことはまだ一度もありません。

ほぼ休まずに今日まで来ることができました。

 

最近は、連続フルイニング出場はダメになったけれど、

まだ鉄人衣笠の持つ「連続試合出場」の記録があるじゃないか…と、

性懲りもない気持ちが頭をもたげてきます。

 

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広島カープの衣笠選手は、

17年間2000試合を一度も休まなかった男です。

 

命をかけた衣笠選手の偉業に比べれば、

私はただ当たり前に仕事をしているだけですが、

それでもひとこと言わせてください。

 

きたばやし医院は、

ただいま14年間連続フルイニング試合出場を更新中です。]

 

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