ドクター・カズのひとりごと

石川県金沢市のきたばやし医院院長が、日々のつれづれを綴ります。

きたばやし医院の待合室

こんにちは、ドクターカズです。

 

さて、前回の続きです。

 

医院を、きれいで居心地のいい空間にするためには、

どうすればいいのでしょうか?

 

掃いたり、拭いたり、片づけたりして、

きれいにすることは割と簡単です。

 

でも、それだけで居心地のいい空間にすることはできません。

 

例えば、温泉旅館のこぎれいな和室を想像してみてください。

部屋に通された瞬間、日頃の喧騒を忘れ、

くつろいでホッとした気持ちになりませんか?

 

あるいは、私はあまりたしなみませんが、

静かな茶室で一服いただく時、平穏で落ち着いた気持ちになるのでは?

 

両方の空間に共通するもの、それは『モノが少ない』ことです。

 

温泉旅館の和室には、

座卓・座椅子・座布団にお茶のセットくらいしかありません。

床の間には、花が生けてあるかもしれません。

 

ましてや、茶室にはお道具と掛け軸以外、何もありません。

 

モノの密度が少ないと、目から入る情報が軽減され、

ごちゃごちゃした騒色からも解放されます。

 

それが安らぎに繋がるのです。

 

きたばやし医院の待合室も、

なるべくモノは置かないようにしています。

 

フロアーにテーブル等はありません。

ファンが回る高い天井に、シンプルなソファー椅子。

広い窓から臨む中庭には、ヤマボウシが一本。

掲示板の張り紙も最小限にとどめ、新聞や雑誌も適量を心がけています。

 

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モノが少ないと、掃除がとても簡単です。

少しのエネルギーで短時間に終わります。

簡単ゆえに、キレイが保たれる…と言ってもいいでしょう。

 

以上、主に患者さんが使用する待合室についてお話ししましたが、

診察室や検査室についても触れておきましょう。(つづく)

 

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