ドクター・カズのひとりごと

石川県金沢市のきたばやし医院院長が、日々のつれづれを綴ります。

エアコンの思い出

こんにちは、ドクターカズです。

 

金沢市が、市内の全小中学校にエアコンの設置を決めました。

 

グッジョブ 山野市長さん!

 

私の小中高校時代、教室にエアコンはありませんでした。

 

金沢大学の教養部(お城の中にあった頃)の教室にも付いていなかった…。

うだるような暑さの中、下敷きを団扇代わりにして、

バタバタ扇ぎながら、授業を受けていました。

 

高校生の時、真夏の補習授業の最中に、

国語の先生が、「心頭を滅却すれば、火もまた涼し!!」と渇を入れました。

それを聞いて、まだ純粋だった私達は、

修行僧のように頑張った…ような気がします。

 

それでも暑いものは暑い。

実家の私の部屋は、西陽がまともに入る2階の6畳でした。

夏休みは家に居ても暑いので、冷房の効いた市立図書館の自習室に行ってみました。

 

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当時はほんどの家にエアコンはなく、みんな考えることは同じで、

中高生が殺到する自習室の場所取りは、熾烈を極めました。

みんながあまりに早朝から行列を作るものだから、

図書館の玄関先で整理券が配られたほどです。

 

暑くて集中できず、

比較的涼しい仏間でゴロゴロしていた私を見かね、

一念発起した父がエアコンを付けてくれたのは、高校3年生の夏。

(グッジョブ 親父)。

我が家に付いた初めてのエアコンでした。

 

その夏、私の生活は一変しました。

さぞかし勉強に身が入ったことだろうって?

いえいえ、その噂を聞きつけて、

入れ替わり立ち代わり涼みに来る友人たちの相手をして、

あっという間に夏休みは過ぎていきましたとさ。

 

 それでも昔は、これほど暑くはなかったね。

精神論が全く通用しないこの酷暑。

熱中症には、どうぞお気をつけて。

 

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